『TVタックル』の取材で対馬を訪れた阿川佐和子さん。雑誌『クロワッサン』の最新号(2009年2月25日号)で連載されている、「残るは食欲」というコーナーで、「対馬三昧」という記事を書かれています(最後の最後のページ)。阿川さんらしい軽妙な語り口の楽しい読み物です。ぜひどうぞご覧ください。VTRでも、阿川さんは対馬の魚介に舌鼓を打っておられましたが、改めてこの記事でも絶賛されていらっしゃいます。
『クロワッサン』(2009年2月25日号)「残るは食欲67・対馬三昧」の記事より 「はい、では今日の取材は終了です」。ディレクターの声が上がるなり、「お疲れ様。よし、じゃ、みんなで、僕、お薦めの寿司屋に行こう」。勝谷氏の案内で、まだ食事をしていないスタッフを引き連れて近くの「大正寿司」へなだれ込む。「さあ、好きなもの、注文しなさい」。上司の言葉に若いスタッフはウキウキと、「ホントにいいっすか?じゃ、僕、アワビの握り、ください」。「アガワさんは?アワビは?」。「いやあ、さっきたくさんいただいたから…」。断ろうと思ってふと横を向き、隣の若者が大口開けて頬張ろうとしているアワビの握りを見て仰天した。縦七センチ、幅三センチ、厚さ五ミリほどの…、いやいや、本当にそれぐらいでしたって。だって下のシャリがすっぽり隠れて見えないんですから。「えーと、私もアワビの握り、お願いします」。 □対馬の樹 http://www.tsushimanoki.net
by tsushimanoki
| 2009-02-11 23:10
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