またまた実家からのお届け物。今回は甘夏がざっと20個、わらびの水煮が届く。甘夏は自宅で栽培しているもので、とてもみずみずしくて甘くておいしい。母に「食べたら元気がでるよ」と言われたのだが、まさにそのとおり!気持ちがシャキっとした。
祖父は自分で作った甘夏もぎ専用の竿を使って甘夏を収穫していた。竿の先がVの字になっていて、細い枝ごとちぎり取るようにしていた。器用な人で、落ちた実が袋の中にぽとりと落ちるようになった袋付き梅もぎ専用竿なども作っていた。梅もぎ専用竿はおもしろかった。竹竿の先に小さな虫取り網状の袋があって、その中に梅の実を入れて手元をくるりとひねると、ちゃんと袋の中に落ちるように設計されていた。今では実が落ちない高枝切りバサミにその役目を奪われたが、「採ったぞ~!」という感じはあの竿にはかなわないと思う。 わらびの水煮は母のお手製。父と母とで「行きつけ」の場所で採取したものである。いくつかそういう場所があるらしい。私はわらび採りが大好きなのだが、ここ数年本格的にやっていない。まだ芽を出して間もないわらびはなかなか見つけるのが困難だが、見つけたときの喜びとそれを採取するときの高揚感がいい。タイミングを逃してばかりだ。来年こそは行きたいな。 □対馬の樹 http://www.tsushimanoki.net
by tsushimanoki
| 2008-04-19 18:09
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